卒煙生活 > 禁煙セラピー > なぜたばこを吸うのか?



たばこのメカニズム


喫煙者は何故タバコを吸うのでしょうか?

かつての私は、仕事の合間の休憩時間や、食後などリラックスしたいときにたばこに火をつけていました。しかし、はたして本当にたばこを吸うことでリラックスできるのでしょうか?

たばこを吸うと、ニコチンが肺から血管を通りわずか7秒のうちに体中に運ばれます。(そのスピードはどんな麻薬よりも速く、血管に注入されたヘロインよりも早いそうです。)
たばこを一本吸い終わると体中のニコチンはすばやく減少し、喫煙30分後には半分に、1時間後には4分の1にまで落ちます。

ニコチンには依存性がありますから、なくなると
禁断症状(離脱症状)を引き起こし、「たばこを吸いたい」と感じるようになります。その渇望感を埋めるために、人は2本目のたばこに火をつけ、3本目、4本目と、それを繰り返しているのです。

つまり、たばこを吸わないとニコチンの禁断症状が起き、イライラし、落ち着かなくなり、ニコチンを送り込むことによってそれを埋めているだけなのです。

私も誤解していたのですが、たばこを吸うからリラックスできるわけではないのです。むしろニコチンの禁断症状が不安やイライラを引き起こしているのです。


『禁煙セラピー』の著者アレン・カーはこれを「頭を壁に打ちつけ続け、それをやめたときに喜びを感じる」ようだと表現しています。

たばこ
身体的苦痛はほとんどない

ニコチンの禁断症状といっても身体的な苦痛はほとんどありません。(自分がニコチン中毒だということを気づかずに一生を終える人もいくるらいです。)

私は失敗も含めて、何度かニコチンの離脱期間を経験していますが、身体的な変化といえば、せいぜいつばがたまりやすくなったくらいでした。あとは、やたらと眠たくなりましたけど、どちらも苦痛とは言えないものでしたね。

禁煙を難しくしているのは、むしろ
心理的な依存の方なのです。

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