では喫煙者のうち、どのくらいの人がたばこをやめたいと思いながらも吸いつづけているのでしょうか?
厚生労働省の「喫煙と健康問題に関する実態調査」によると、現在喫煙者(15
歳以上)の26.7%が
「やめたい」と考えており、本数を減らしたいと考える者を含めた禁煙希望者の割合は64.2%でした。
喫煙者のうち64.2%が禁煙希望者。がしかし、実際の禁煙の成功率は10%程度と言われています。
みんなたばこをやめたいと思っているのに、やめられないのは果たして「意志が弱い」「情けない人間」
だからなのでしょうか?禁煙に成功するなんて、ものスゴク強い意志の持ち主でないとムリなのでしょうか?
答えは「NO!」
禁煙できないのは「ニコチン依存症」と「心理的依存症」という2つの依存症の病気が邪魔をしているせい
であって、意志の強さとは直接関係がないのです。(詳しくは「禁煙セラピー」の項を参照)
タバコはマリファナや覚醒剤などのドラッグと同様立派な依存症(中毒)なのです。
(ニコチン依存症は世界的には独立した疾患として扱われているそうです。)
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